皆さんは飛行機にこだわりはありますか?
飛行機はボーイング何型機がいいとか、そこまでいくと長くて深い話になるので、ここでは座席クラスに特化していきたいと思います。
毎回ではありませんが、可能な限りビジネスクラスを利用するようにしています。
ビジネスクラスと聞くと「高い」というイメージがあって、検討すらされない方もおられると思いますが、今回の記事ではビジネスクラスとはどんなものなのか、解説していきたいと思います。
料金は高くても、これからの旅行ではビジネスクラスの利用も検討しようかな、と考えてしまいたくなるなるような記事に仕上げましたので、ぜひ最後までお付き合いください。
ビジネスクラスとは?

ビジネスクラスとは、設定のないこともあるファーストクラスとエコノミークラスの中間の等級に位置付けられた座席のことです。
エコノミークラスは座席そのものや前の座席との間隔が狭かったり、最低限のサービスしか受けられないのに対し、ビジネスクラスでは広い座席と搭乗中以外でも至れり尽くせりのサービスが受けられます。
料金はANAで成田空港⇔フィリピンマニラ往復を例にすると、
- エコノミークラスが約8万円
- ビジネスクラスは約18万円
最低でも約10万円程度の価格差があります。
航空料金は様々な要因で変動するため、参考程度の情報です。
ビジネスクラスに搭乗する流れ

ビジネスクラスに搭乗する際にあなたが受けられるメリットをイメージしやすいよう、空港到着後からの流れを解説していきます。
なお、航空会社によって多少の違いがあるので、ここでは一貫してANA(全日空)を例にとって説明していきます。
ビジネスクラス搭乗客専用のチェックインカウンターの利用
空港到着後は、チェックインをして邪魔なスーツケースを預けてしまいましょう。
エコノミークラスのチェックインカウンターには、既に長蛇の列ができています。

そこを進むと、30分前から列に並んで待っていたエコノミークラスの乗客から、羨望の眼差しを向けられていることでしょう。
カウンターでeチケットとパスポートを見せると、スタッフから深々とお辞儀され、丁寧に手続きが進められていきます。
スタッフに嫌な顔一つされることなく対応してもらえます。
預け荷物の無料分も、エコノミーとは別の規定になっています。

エコノミークラスでは1個あたりの重量23kgで最大2個までという制限だったものが、
ビジネスクラスでは1個あたりの重量32kgまでが許容されます。
個数は2個までです。
そして預け荷物には
「優先(PRIORITY)タグ」
が取付られます。
ビジネスクラスと上級会員専用の保安検査優先レーンの利用
成田、羽田、関西の各空港には、
「保安検査優先レーン」
が用意されています。

通常の保安検査レーンは混み合いますが、優先レーンではほとんど立ち止まることなく通過できることでしょう。
出国審査は自動化が進められていますので、パスポートを読み取り機においてカメラに撮影してもらうだけで良いです。
なお、出国審査には優先レーンはありません。
ビジネスクラスと上級会員専用ラウンジの利用
免税店での楽しい買い物を終えたら、
「専用のラウンジ」
へ向かいましょう。
そこではアルコールを含むドリンクの他、多様な食事やデザートが自由に楽しめます。
飛行機の発着や待機している飛行機を眺めながら、
ふかふかのシートに座って
ごゆっくりおくつろぎください。
ANAのラウンジではシャワーも利用できるので、出発前に汗を流しておきましょう。
飛行機への優先搭乗
あなたがANAラウンジにいるのであれば、飛行機への搭乗案内がアナウンスされます。
アナウンスを聞いてからラウンジを出ても、
「優先搭乗」
に間に合います。
そう、上級会員とビジネスクラスの乗客は、
「優先搭乗」
ができるんです。
優先搭乗レーンを進んでいる時にも、あなたは他の乗客から羨望の眼差しを向けられます。
機内へ続く道は、ビジネスクラスとエコノミークラスに分かれ、ビジネスクラスの空間は、利用する人にしか見ることができないようになっています。

着席後のサービス
実際の座席がどんなものか、ANAの公式サイトでご確認ください。
最近はフルフラットになる座席タイプが主流です。
そして、飛行機の中にいるのに個室にいるかのような感覚になります。
手荷物の収納棚は自分専用です。
エコノミークラスの時のように、
スペースの取り合いになることはありません。

着席して少しすると、客室乗務員が挨拶に来てくれます。その際は、
自分の名前を呼んで挨拶してくれます。
その際に機内食を事前に指定していたり、免税品販売を予約していた場合は、その確認もしてくれます。
そして、
「ウェルカムドリンク」
の希望を聞かれ、
希望のドリンクを紙コップではなくグラスに注いでくれます。

ジュースの他、シャンパンなども用意されています。
グラスを片手に窓から外の景色を眺めながら、離陸するまでの時間を優雅に過ごすことができます。

もし上着などが邪魔であれば、客室乗務員にお願いしてクローゼットに収納してもらいましょう。
もちろん座席にも上着をかけるスペースもあるので、そちらを利用しても大丈夫です。

この座席の場合は、写真のように大きなモニターの横にかけることができますね。
無事に離陸して安定飛行に映ると、リモコンを操作して座席の背もたれはフルフラットまで好きな角度に倒すことができます。

もしスマホやイヤホンなどの充電が必要な場合は、こちらをご利用ください。

ビジネスクラスは
「機内食」
も豪華です。
和食と洋食から選ぶことができ、中距離路線ではレストランのコース料理のように、食事が前菜➡主菜➡デザートと順番に運ばれてきます。
ドリンクも必要なら食事の際以外でも、好きなだけ提供してくれます。
こだわりのワインなども用意されているので、リクエストすれば可能な範囲でリクエストに合わせたワインも頂けます。
着陸から預け荷物受取まで
名残惜しいですが、着陸したので飛行機を降りなければなりません。
降りる際もビジネスクラスの乗客から順に降りていきます。
到着した空港によっては、
「入国審査優先レーン」
も設けられており、ビジネスクラスの乗客は利用できます。
入国審査を通過後の
預け荷物受取も、上級会員とビジネスクラスは優先です。

エコノミークラスであれば長ければ受け取りまで30分以上かかる場合もありますが、優先受取の場合はチェックインの際に「優先(PRIORITY)」タグが取り付けられたあなたの荷物がすぐに出てきます。
税関を通過していち早く現地のホテルに向かうことができます。
ビジネスクラスを利用することのメリット
チェックインから預け荷物受取までが優先扱い
ほとんど全ての項目で、エコノミークラスの乗客より優先されたのがお分かりになりましたか?
あなたが時間を無駄にしたくないなら、
使わない手はありません。
搭乗するまでの空港ラウンジの利用
搭乗するまでの待ち時間、退屈された方もいるのではないでしょうか?
でもビジネスクラスに搭乗するなら、
退屈などと思っている暇はありません。
僕は長い時で8時間程度を専用のラウンジで過ごしましたが、あまりにも快適だったため、もっと滞在しても良いと思ったほどです。
フライトによる疲労感の大幅軽減
飛行機に乗ると体が痛くなったり、ストレスも溜ってしまうこともあります。
でも、ビジネスクラスの場合は飛行時間を快適に過ごすことで、
疲労感はほとんど感じません。
眠気を感じた場合は
フルフラットにして仮眠を取れば、
それも吹き飛んでしまいます。
あなたもビジネスクラスに搭乗すれば、もっと長く滞在していたいと思うはずです。
疲労が大幅に軽減されるということは、
ホテル到着後すぐに元気な状態で活動できる
ということです。

エコノミークラスで疲労困憊した場合と比較すると、その損失は大きいです。
マイルの加算
ツアーでビジネスクラスを予約した場合は区間基本マイルの70%、それ以外であれば最低125%が搭乗により付与されます。
マイル数については、成田⇔マニラ(フィリピン)を例にとると、
基本マイル数は片道1,880マイルですが、ビジネスクラスで125%の積算率の場合は2,350マイル貯まります。
往復では4,700マイルとなり、エコノミークラス搭乗の場合より740マイルも多く貯まることになります。
各社ともマイルを規定まで貯めれば、無料特典航空券に交換できますので、渡航費を無料にする機会もエコノミークラスに搭乗するより早く訪れます。
それぞれの詳細のリンク(それぞれ別ページ)を添付しておきます。
マイレージ積算率はこちらから詳細ページへ
➡ ANA公式サイト
マイレージチャートはこちらから詳細ページへ
➡ ANA公式サイト
無料特典航空券についてはこちらから詳細ページへ
➡ ANA公式サイト
上質なサービスに触れる機会を増やすことが今後のモチベーションにつながる
ビジネスクラスに搭乗すれば、仮に年収が200万円の人でも1000万円の人でも、
等しく上質なサービスを受けることができます。
上質なサービスを受けたことが心地よいものであるなら、次の旅行でもビジネスクラスに搭乗しようと思うようになるかもしれません。
次も搭乗できるようにするために、今より更に年収を上げる必要があるかもしれません。
その目標のために努力することが、自らの成長につながることも考えられます。
国際線ビジネスクラスは最高の贅沢:まとめ

エコノミークラスだけに搭乗していては分からない、閉ざされたビジネスクラスの全貌をご理解頂けましたか?
一度でもビジネスクラスに搭乗すると、
あなたの価値観も今とは全く違うものになるかもしれません。
この記事を読んで興味を持って頂き、検討してくださる方がおられましたら非常に嬉しく思います。
航空会社のサイトからではなく、Expediaなどを通して購入すれば、
ビジネスクラスも全く手の届かないものではありません。
ホテルとの同時予約で旅行費用が安くなる場合もあります。
ビジネスクラスでもホテルとセットなら意外と安く購入できる(Expediaのサイトにリンクします)
一度検索してみると、意外と手の届くものかもしれませんよ。
また、海外旅行では多少でも英語が聞き取れたり話せたりすると更に楽しめます。
英語に限らず言語学習は、小さな子供をイメージしてもらえば分かるように、まず聞き続けて耳を慣らすことから始まります。
その際は自分が興味の持てる分野から取り入れるのが有効です。

こちらの教材はアニメや映画、ニュース、有名なスピーチなどの動画に合わせて、英語と日本語訳が同時に表示され、初心者でも非常に学びやすい内容になっています。
全ての教材を利用する場合は月額1,000円かかりますが、無料登録のみで利用できる教材だけでも価値があります。
登録はEメールのみで簡単に行え、専用アプリも用意されています。
興味のある方は一度お試しください。
では、次回の記事でお会いしましょう。
Have a nice trip!!
次回の旅行はExpediaで検索(Expediaのサイトにリンクします)