皆さんは、どのくらいの頻度で飛行機に乗りますか?
筆者は2021年1月から12月の期間を例にすると、搭乗回数は軽く60回(レグ)を超えました。
そもそも、旅行に関するブログを書いているくらい飛行機が好きなら、飽きずに乗れるだろうと思う方もおられるかもしれません。
乗ってみたら分かると思いますが、決してそんなことはありません。
国際線のいろんなエアラインの飛行機に乗るなら、サービスや座席などもそれぞれ違うので刺激があっていいかな、と思います。
でも毎回同じセリフ、毎回同じ機内の安全に関する映像を空で言えるくらい見聞きしていると、大好きなANAであったとしても飽きはくるものです。
しかし、そんな思いを抱えながらも機内で少しでも快適に過ごす方法を見つけてきましたので、皆さんにお伝えします。
筆者がお伝えする内容は未体験の方もおられると思いますので、ぜひ次回のフライトで試してみてほしいと思います。
今回の記事は、特にこんな方におすすめです。
- 飛行機は苦手でも移動のために乗らなければいけない方
- 飛行機に乗るとソワソワして落ち着かない方
- 搭乗中はできるだけ快適に過ごしたい方
次のフライトで試してほしい3つのこと
①普通席の『最前列シート』に空きがないか確認してみる
タイミングや運次第なので成功するかは分からないと前置きしますが、機内での時間を快適に過ごしたいと思うなら、
『最前列のシート』に空き状況の確認は真っ先に試してほしいです。
国内線の場合は、
運良く成功しても料金はかかりません。
これこそ投資の世界ではあり得ない、ノーリスクハイリターンです。
次のたった3つのステップを踏むだけで、運が良ければ快適なフライトが約束されます。
- フライト当日に、仮に預ける荷物がなくてもチェックインカウンターに行く。
- フライトを予約したものが分かるものを、グランドスタッフに提示する。
- グランドスタッフがチェックイン作業を始めたら、『普通席の最前列シートに空きはありませんか?』と聞いてみる。
普通席(国内線の場合)の最前列のメリットは、
広々とした足元の空間を独占できる
ことです。

筆者は身長が171cmですが、このように足を伸ばして悠々と座ることができます。
普通席の最前列のシートは、体が不自由な方や小さなお子様を連れた方、特別な配慮が必要な方のために用意されたシートです。
そのためWebサイトや電話での事前座席指定はできず(Webサイトでは選択できないように×印がついていてブロックされている)、空港のチェックインカウンターでの申告が必要です。
自分と同じフライトにそのような属性の方が乗られる場合は、残念ながら最前列のシートを利用することはできないと思ってください。
もし自分のフライトにそのような属性の方が搭乗されない場合、基本的には希望した人から最前列のシートを確保することができます。

最前列のシートは上の写真のように窓も2枚分なので、ANAの場合はプレミアムクラス(国内線のビジネスクラス)と同等の広さと言っても過言ではありません。
プレミアムクラスは普通席の3倍から4倍ほどの料金設定になっていることも少なくありません。
サービスはプレミアムクラスと普通席で異なるものの、料金は他の普通席と変わらず、広さはプレミアムクラス並みとなると、非常にお得な感じがしませんか?
なお、国内線だと1時間や1時間30分くらいの短距離路線も少なくありません。
そのくらいのフライト時間なら、わざわざチェックインカウンターで面倒な手続きはしたくない、別に足を伸ばせなくても我慢できるという方もおられるでしょう。
でも、筆者が撮影した写真を見比べてみてください。
上の写真はAirDo(エアドゥ)の737-700のシートで、下の写真がANAの737-800の最前列のシートです。


上の写真の方が物理的に狭いだけでなく、圧迫感もありませんか?
前のシートに座る人がもし背もたれを自分に向けて倒してきたら、それこそ悲鳴を上げたくなるくらい狭い空間になります。

空の旅をストレスフリーで快適に過ごしたいのであれば、最前列シートの確保にトライしない手はないでしょう。
仮に最前列のシートを確保できた前提での注意点です。
悠々と足を伸ばせるからと言っても、伸ばし過ぎるのはおすすめできません。
周りの人からだらしなく見られたり、逆に姿勢が悪くなって腰を痛めたりする場合があります。
とても快適に過ごすことのできる最前列のシートですが、1つだけデメリットがあります。
それは、前の収納ポケットに入るもの以外の手荷物を、自分の手が届く範囲に置いておけないということです。
というのも飛行中の規定では、手荷物は座席の上の物入に収納するか、前の座席の下に収納することになっています。
しかし、最前列のシートの場合、目の前にあるのはこのとおり壁で座席はありません。
そのため、手荷物は上の物入に収納しなくてはならなくなるので、人によってはデメリットになってしまうでしょう。
②事前座席指定の段階で『非常口座席』を確保する
筆者のこだわりが色濃く反映されてしまいますが、飛行機に乗るときにはできる限り足元が広い空間を確保するのは非常に重要です。
「快適さ」の観点からは、最前列のシートより少し劣りますが、『非常口座席』も有力な選択肢になります。
『非常口座席』には、
- 手荷物を前の座席の下に入れられない。
- ひじ掛けが上がらない。
- 年齢制限がある。
- 非常時には客室乗務員の指示に従い、脱出の援助をする義務がある。
このように普通のシートにはないデメリットもありますが、足元の空間は最前列のシートに次ぐ広さとなっています。
『非常口座席』については、こちらの記事で詳しく解説しています。

『非常口座席』の理解を深めていただいたうえ、興味があって要件にあてはまる方であれば、次回のフライトではぜひ『非常口座席』を指定して実際に体感してみてください。
③ノイズキャンセリングイヤホンで外部の音を遮断する
快適な空の旅を邪魔するものの一つに、「飛行機のエンジン音」や「周囲の乗客の話声」などもあります。
筆者は慣れてしまいましたが、飛行機の中では声を大きめにして話さないと相手に聞こえにくいので、やはり「飛行機のエンジン音」は相当大きいのだと思います。
また、飛行機に乗るということは、どこか遠方に出かけるということで、目的地に到着する前からテンションの高い乗客のグループもいることでしょう。
あなたがもし、周囲のノイズに心を乱されてしまうかもしれないと考えるのであれば、
自ら外部の音を遮断する行動を取る
ことをおすすめします。
あなたの飛行機の旅は、あなただけのものです。
自分だけの飛行機の旅を、少しでも快適に過ごせるように準備しておきましょう。
筆者の場合を例にして紹介します。
筆者は飛行機に乗る際は、必ず『ノイズキャンセリングイヤホン』である、SONYの「WF-1000XM3」をポケットに入れて持参します。

筆者が愛用している『ノイズキャンセリングイヤホン』を、簡単に紹介しますね。


「WF-1000XM3」の外観は、厚みもあってガジェット感もある『ノイズキャンセリングイヤホン』です。
色は筆者の黒以外にプラチナシルバーもあります。
表面はタッチセンサーになっていて、再生や停止、リピートや曲送りなどもセンサーをタップするだけでできるので、操作の度にスマホを取り出す必要はありません。

イヤーピースも6種類用意されていて、自分の耳の形や大きさに合わせたイヤーピースを取り付けることが可能です。
自分の耳の形や大きさに合ったイヤーピースを使用しないと、装着中に違和感を覚えたり音漏れ、またはノイズキャンセリングの性能が最大限に発揮されないなどの問題につながります。

ケースも手のひらサイズで、手荷物のバッグのポケットやズボン、ジャケットのポケットに問題なく収まります。
なお、このイヤホンはノイズキャンセリングの状態にすることができますが、もしその感覚があまり好きでないという方もいるかもしれません。
そのような方は、外部の音の取り込み具合(ノイズキャンセリングの強さ)も調整することができます。
発売当初は3万円を少し下回る価格でしたが、それからすでに2年ほどが経過して価格もだいぶ下がってきたので、まさに今が買い時とも言えます。
飛行機の中では普通(ノイズキャンセリングなし)のイヤホンでは、実力不足の感があるのは否めません。
イヤホンで音楽を聴いていても、外部の音が入ってきて集中できない、リラックスできない可能性があります。
まだノイズキャンセリングイヤホンを持っていない方は、次回のフライトまでにぜひご検討ください。
今回紹介したSONYの「WF-1000XM3」以外にも、さらに低価格な『ノイズキャンセリングイヤホン』もたくさんあります。
ぜひ商品リンクから関連するページも探しながら、自分のお気に入りの『ノイズキャンセリングイヤホン』を見つけてゲットし、快適な空の旅をお楽しみください。
<まとめ>次のフライトで試してほしい3つのこと

ここまで、空の旅を快適に過ごすために試してほしい3つのことを紹介しました。
- 普通席の『最前列シート』に空きがないか確認してみる
- 事前座席指定の段階で『非常口座席』を確保する
- ノイズキャンセリングイヤホンで外部の音を遮断する
筆者は飛行機で座る位置にはこだわりがあるので、試してほしいこと3つのうち2つをシート関係の項目にしました。
①と②については追加料金がかかることでもないので、お気軽にトライしてみることをおすすめします。
この記事が皆さんの空の旅が少しでも快適になるお役に立てたとしたら、筆者にとってそんなに嬉しいことは他にありません。
これからも皆さんのお役に立てる記事を紹介していきたいと思います。
ではまた、次回の記事でお会いしましょう。
Have a nice trip!!