皆さんは海外旅行先で、何か危険な目に遭った経験はありますか?
海外に行くと日本という国は、何て平和な国なんだろうと感じてしまいます。
日本に帰国すると、楽しい時間が終わってしまったという思いと共に、どこかほっとする気持ちになるのは、僕だけでしょうか?
さて、今回の記事では、海外(ベトナムのホーチミンシティ)で遭遇した危険な体験と、その対策を紹介したいと思います。
危険な実体験を紹介すると、そんな危ないところに行きたくないと思ってしまう方もいるかなと思います。
でも記事にすることで、危険を避ける知識や意識を持ったうえで、皆さんに海外旅行を更に楽しんで欲しいとの思います。
この記事を読んだうえで、皆さんは実際の被害に遭わないようご注意ください。
事件の概要

いるんですよね、クラスに一人は必ずそういう人・・・。
皆さんはそんな体験をしなくても済むよう、僕の体験談を赤裸々に告白しますね。
・ベトナム ホーチミンシティ1区
・時間は20時頃で、日もすっかり落ちた後
・夕食を終えて、ホテル周辺をお散歩中
・同行者なし
以前の記事で、送迎車が来なかったりホテルが予約できていなくて散々な目に遭ったことを書きましたが、事件はその翌日に起こりました。
忘れてしまった方、まだ見てないよという方は、先にこちらの記事からどうぞ。

日中はメコン川観光に行っていて、まだホテル周辺に何があるか把握できていなかったので、夕食を済ませた後に一人でプラプラと散歩していました。

ホーチミンシティ1区ですが、
- 観光客が多く滞在するエリア
- 豪華ホテルが点在している
- 夜間も大通りでは人の往来が多い
- 飲食店が多い
- タクシーもすぐ拾える
どんな状況でも油断大敵ですが、このエリアであれば危険は大きくないという判断をしました。
さて、自分のホテルの裏側の道を進んでいくと、正面から一人の外国人(男性)が近付いてきました。

髪は肩くらいまであり、白人で身長は僕より低かったです。
第一印象は悪人とかではなく、穏やかそうな感じでした。
さて、今回もつばさちゃんに協力してもらって、状況を再現します。
また、ここからの会話は当時全て英語で行っており、ブログでは日本語で忠実に再現します。
その時僕は、リトアニアという国に興味を示して話を続けようとしました。
僕はリトアニアについての知識はほとんどありません。
あるとしたら、バルト3国で名前は知っているけど、学生時代に地理や歴史の授業で多少習っただけでした。
好奇心旺盛で純粋、更に相手の言うことを素直に聞く僕は、リトアニアについて色々聞いてみたいと思ったのですが、早々にリトアニアの話は相手から打ち切られました。
実は今すごく困っていて。昨夜お酒をたくさん飲んで酔ってしまい、すぐそこのマクドナルドで眠ってしまったんだけど、朝起きたらパスポートや財布が入ったバッグを盗まれてしまって・・・。
僕はその話を完全に信じていました。
なぜなら自称リトアニア人は、
汗をかきながら一生懸命僕に訴えかけてくるんです。

その時の僕は自称リトアニア人を、この子猫を見るような目で見ていたのかもしれません。
それで、少しで良いからお金貸してもらえないかと思って・・・。
当然この場で貸せるほどのお金なんて持ってきていません。
あっ、でもまだパスポートのことで困ってるんだったら、僕がホテルのスタッフに頼んであげるよ。電話くらいならしてくれるだろうから、僕のホテルに一緒に行こう。

僕は相手を引っ張る勢いで、自分のホテルの方向に歩き出しました。
恐らく自称リトアニア人も、僕の予想していなかった反応に驚いたことでしょう。
僕は時々、予想外の行動や思考をして、周囲の人に驚かれます。
ほんとしつこいな・・・。
だからさっきお金はないって言ったじゃないか。
そう言うと、自称リトアニア人は僕が歩くのと反対の方向に去っていきました。
つばさちゃん、ご協力ありがとうございました。
自分の問題点とおすすめの対策
突然話し掛けてきた相手を信用した:信用しない、相手にしない

冷静になって考えると、異国の地の路上でいきなり話しかけてくるなんておかしいですよね。
自分が逆の立場だったら、同じことをするでしょうか?
多分しないはずです。
でも、英語でコミュニケーションが取れるからこそ、自分も相手に乗ってしまった部分は否めません。
もし同様のアプローチがあった場合は、
自分は英語が分からないと言って立ち去る
のも賢明な方法です。
なお、甘めに見積もって、今回はお金の問題だったため外国人に話し掛けたという推測もできなくはないですが、
自国の領事館や大使館に相談すべきことで、
自称リトアニア人の行為は間違っています。
海外で話し掛けてくる見知らぬ相手を信用しない、相手にしない
路上ではなくバーなどで話し掛けられる場合は、純粋に相手が交流を求めていることもありますし、僕も自分から相手に話し掛けることもあります。
人通りの少ない道を夜間に一人で歩いた:夜間は外出しない、タクシーを利用する

夜間に一人で歩けるのは、日本も含めて数少ない国だけです。
まだそう遅い時間でなかったとはいえ、自分は不注意であったのは否定できません。
移動の必要があるなら、徒歩ではなくホテルからタクシーを利用するのが最善の方法です。
夜間に人通りの少ない道を一人歩きするのは避ける、タクシーを利用する
今回の事件で想定される被害

今回は会話で時間を奪われただけで被害は済みましたが、帰国後に海外の犯罪情報を調べると、とんでもない被害に繋がりかねないケースであったことが分かりました。
- 会話で注意を逸らして、隠れていた仲間が背後から近づき財布を盗む
- 相手に同情して財布を出したとたん、隠れていた仲間が集まってきて財布を盗む
- 相手に同情して財布を出したとたん、隠れていた仲間が集まってきて袋叩きにしたうえ、財布を盗む
自分が遭遇したケースに非常に良く似ています。
あの時、相手に同情して財布を取り出さなかったことだけは、今でも自分を褒めてあげたいと思います。
実際に一部のヨーロッパの国では、アジア系の人に対してこのような行為が行われるケースも報告されているとのことですから、皆さんも十分注意してください。
気を付けていても、万が一トラブルに遭遇してしまった場合は、海外旅行保険が頼りになります。
保険会社から提供される海外旅行保険に加入するか、クレジットカードに付帯する海外旅行保険があれば、トラブルに遭遇して失ったはずの多額のお金が戻ってくる場合もあります。
年会費無料で充実の海外旅行保険が付帯するのはエポスカードだけ(エポスカードのサイトにリンクします)
海外旅行保険については、こちらの記事で解説しています。

皆さんにお願いしたいこと:「振り返り」

海外旅行は非常に楽しいものですが、どの国に渡航したのであっても失敗やトラブルは付き物です。
その失敗やトラブルを、
絶対にその場限りのものにしないでください。
帰国後の落ち着いた時間に、
「振り返り」
をしてください。
「振り返り」をしっかりすれば、その失敗やトラブルの経験は、
次回以降の海外旅行では繰り返さなくなる可能性が高まります。
こうしてブログに書かなくても、もし家族や友人と旅行されたのであれば、旅行中に危険を感じたりトラブルになったことを話し合って問題点と自分たちなりの対策を考えてほしいです。

海外旅行を良い思い出のままにするために、可能な限り
失敗やトラブルを避ける行動を取っていきましょう。
今回の僕の体験談が、少しでも皆さんのお役に立てたら嬉しいです。
では、また次回の記事でお会いしましょう。
Have a nice trip!!
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