皆さんは海外旅行に行く時に、必ず持っていくもの、もしくはすることは何ですか?
パスポート、チケット、替えの衣類・・・どれも必要ですね。
でも大事なものをお忘れではありませんか?
そう、
海外旅行保険への加入です。
海外旅行保険に加入しなくても、何事もなく無事に帰国できれば良いですが、
もし事故に遭ったり病気になった時、
また、何かに何らかの損害を与えてしまった時は、
一体どうなるでしょうか?
皆さんの楽しい旅行が恐怖の人生の入り口にならないよう、
今回は海外旅行保険にまつわる記事を書くことにしました。
今回の記事の結論は以下の通りです。
- 渡航時の海外旅行保険への加入は必須
- もし海外旅行保険に加入したくない場合は最低限、海外旅行保険の付帯したクレジットカードは必須
- 帰国後に健康保険組合に申請することで、医療費の一部が払い戻される場合もあるが、現地での全額建て替えと帰国後の査定が必要
- 渡航前に体調が優れない場合は、旅行を取りやめる勇気を持つ
なぜ僕が海外旅行保険への加入が必須と結論付けたのか、また、海外旅行保険への加入以外に良い方法がないかを説明していきます。
※正確には「海外旅行傷害保険」と言いますが、この記事では「海外旅行保険」の呼称で統一します。
海外旅行保険が必須な理由

トラブルに遭遇した際に掛かる費用が高額だから
では、地域別/トラブル別に6事例を抜粋して紹介します。
シンガポールでの個人賠償責任(盗難)
混雑した路上で、リュックの外ポケットに入れたレンタル携帯電話を盗まれた。
レンタル会社に賠償請求される。
約218,000円
タイでの携行品損害責任(盗難)
空港で荷物をカートに乗せて押しながら、携帯電話で通話中に、
荷物の1つ(デジカメ・MD・財布)を盗まれた。
約140,800円
トルコでの治療救援費用(ケガ)
パムッカレで友人と部屋でふざけてジャンプしていたところ、
ドアの上の壁に頭を打ち出血、転倒し腰を打撲し骨折。
病院へ運ばれレントゲンの結果仙骨粉砕骨折。
イスタンブールに搬送し入院・手術となる。
入院期間19日間。
約4,400,000円
中国での治療救援費用(病気)
のどの痛みが激しく息苦しい症状があり、救急車で病院へ運ばれる。
急性咽頭炎と診断され、そのまま6日間入院となる。
約151,000円
スイスでの個人賠償責任(損壊)
ホテルでお風呂のお湯を出したまま朝食に行ってしまい、部屋を水浸しにした。
約524,000円
フランスでの治療救援費用(病気)
パリにて部屋で意識不明のところを友人に発見された。
現地でICU入院9日間。
両親が救援者として現地入り。
ドクター付き添いの元、帰国。
若年層に見られるインスリン依存型急性糖尿病と診断。
約1,800,000円
今回取り上げた事例は、i保険さんのサイトに掲載されていたものの一部のみを抜粋したものです。
事例を見ると、更に悲惨なケースも多数あります。
興味のある方は、この記事を読み終えた後にリンクより確認頂けたらと思います。
なお、同じサイト上で概算金額を見積もることもできます。
サイトでは
- 日数
- 渡航目的(観光 or 出張)
- 渡航先
- 人数
上記を入力すると、保険の候補と金額が表示されます。
そのまま加入申し込みすることもできます。
医療費はその場で全額を自分で支払う必要がある
もし海外旅行保険に加入していない場合は、
医療費は全額自分で支払う必要があります。
しかし、国民皆保険の日本では「海外療養費」として、
医療費の一部を帰国後に払い戻してもらうことが可能です。
以下の2パターンになりますが、払い戻されるとしてもあくまで一部と考えてください。


払い戻しを受けられるイメージですが、実際に海外での治療で支払った金額から日本国内で同等の治療を行った場合の金額を差し引き、7割に相当する金額が払い戻されます。
しかし、実際に海外での治療費がいくらかかり、日本で同等の治療を受けたらいくらかかるかというのは、その時になってみないと分かりませんので、不安は残ります。
- 日本国内で治療を行えるにも関わらず、治療を目的として渡航した場合は、「海外療養費」は支給されません。
- 日本国内で保険適用が認められていない治療は支給対象になりません。
・美容整形手術
・人工授精などの不妊治療
・性転換手術
などがあります。
海外旅行保険加入ありの場合の緊急時の対応について

では、海外旅行保険に加入していた場合に、トラブルに遭遇した場合はどのような対応になるのでしょうか?
ここからはアメックス経由で保険会社(損保ジャパン)に直接インタビューした内容をお伝えします。
なお、内容は損保ジャパンのものになりますので、契約する保険によって支払われる限度額や基準などに違いがあることはご了承ください。
ご自身の契約内容(補償金額含む)は、
必ず渡航前に確認しておいてください。
現地で取るべき行動や帰国後の行動については、ほぼ違いはないのでイメージを掴んでおいてください。
現地で医療機関に掛かる時(本人意識あり)
現地で医療機関に掛かる場合(本人意識なし)
日本から持参したレンタルWi-Fiなどを破損、紛失、盗難被害に遭った場合
飛行機が遅延やキャンセルになった場合
こちらはオプションで飛行機遅延保障に加入していた場合です。
飛行機が遅延したり欠航になった場合については、こちらの記事を参考にしてください。

- 海外旅行保険に加入していれば、医療機関にかかる時もキャッシュレス(建て替えなし)で対応できる
- キャッシュレスで医療機関にかかるには、事前連絡が必須
- 日本から家族が迎えに行く必要があった際などの費用も支払われる
- 日本から持参したレンタル品にトラブルがあった場合は、帰国後に請求(建て替えが必要)
- 飛行機が遅延したり乗り継ぎに間に合わなかった場合は、オプションに加入していれば、食事代やホテル代が支払われる
なお、海外旅行保険に加入した場合は、万が一の場合に備えて、日本国内に滞在しているご家族に、必ず次のことを伝えておいてください。
日本国内に滞在しているご家族の協力が必要な場合があります。
- 渡航先(国/地域)
- 滞在先
- 渡航期間
- 保険会社
- 保険内容
上記については資料をコピーして渡しておけば、より確実です。
海外旅行保険が付帯するクレジットカードについて
入会金・年会費無料のカードならエポスカード一択

さて、海外旅行保険はそう高額ではないとしても、大多数の方はトラブルなく海外旅行を終えるわけですから、加入するのはもったいないという方も一定程度はおられることでしょう。
ただ、海外では何が起こるか予測不可能な部分もありますので、丸腰で渡航するのは本当におすすめできません。
そんな方は自己防衛のため、もしくは最低限の備えとして、海外旅行保険が自動付帯するクレジットカードを持っておくのはいかがでしょうか?
自動付帯とは
クレジットカード会員であるだけで、海外旅行保険が自動的に適用されること
今回おすすめするクレジットカードの海外旅行保険のスペックは、以下のようになっています。
傷害死亡・後遺障害 | 最高500万円 |
---|---|
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 270万円(1疾病の限度額) |
賠償責任(免責なし) | 2000万円(1事故の限度額) |
救援者費用 | 100万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品損害(免責3,000円) | 20万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
このレベルのスペックを持った年会費無料のクレジットカードはこれだけです。
年会費無料なのに充実の海外旅行保険が付帯するのはエポスカードだけ!
海外旅行好きが高い確率で持っている1枚です。

こちらのカードが海外旅行好きに選ばれる理由は、主に以下の通りです。
- 年会費無料
- VISAなので、ほぼ世界中で利用できる
- 海外旅行保険が自動付帯(所有しているだけで海外旅行保険が適用される)
特に強調したいポイントは、ゴールドカードやプラチナカードなどの年会費の高いクレジットカードには、海外旅行保険が自動付帯するものもありますが、
年会費無料で海外旅行保険が自動付帯したうえ、
補償の高いクレジットカードは
これ一択です。
海外旅行を検討されている方は、この機会にぜひエポスカードを申し込んでおきましょう。
補償がこれだけだと少し心もとない、もう少し補償が欲しいという方は、補償の低い別のクレジットカードも所有しておき、合算して補償上限金額を上げるという手もあります。

その場合の候補は楽天カードですが利用付帯なので、
- 自宅から空港までの交通費
- 海外旅行代金
上記のどちらかを、楽天カードで決済しておく必要があります。
今なら、新規入会キャンペーン中で、楽天スーパーポイントが5,000ポイントももらえます。
楽天カードをまだ持っていない方で興味がある方は、こちらをご覧ください。

海外旅行保険は必要? 必須です。

大事なことなので改めて強調しました。
海外旅行保険自体はそう高額ではないので、万が一のために加入を強くおすすめします。
また、備えとして海外旅行保険が自動付帯するクレジットカードを持っておけば、旅行前や旅行中の安心感は桁違いです。
最後になりますが、海外旅行保険に加入していたとしても、海外で病気になったりすると大変なことに変わりはありません。
渡航前に体調が優れない場合は、旅行を取りやめる勇気も必要かもしれません。
皆さんの海外旅行が、特別な思い出になることを、心より願っています。
では、また次回の記事でお会いしましょう。
Have a nice trip!!
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