皆さんこんにちは、プラハの休日です。
以前から海外旅行にはトラブルが付き物という話を何度かしていましたが、その言葉は僕の数々の失敗からきた言葉です。
今までの旅行で僕が遭遇したトラブルについても、少しずつ記事にしていこうと思います。
今回の記事は
2017年の年末~2018年1月1日にベトナムのホーチミンシティで遭遇したトラブル
の話になりますが、そんな事もあるんだ~くらいの気持ちで見てもらいたいと思います。
これらの災いは必ずしも、全員に降りかかるようなものではありませんので、ご安心ください。全ては僕の事前の勉強不足からきたものです。
当時は現地到着から日本に帰国するまで冷や汗の連続で、こんなにうまくいかない旅行もあるんだなと悟った・・・というより、かなりへこみました。
それまでに既に出張とプライベートの旅行も含め、小さな(?)トラブルはありつつも、一人で既に複数国を訪れて無難に立ち回っていたつもりでした。
そして、友人や同僚のアテンドもして頼られていた事もあり、すっかり自分に自信を持っていて、海外旅行も普通の国内旅行と同じという甘い感覚になっていたんだと思います。
そんな過去の自分への戒めの意味も込めて、今回記事にしてみました。
皆さんはこんな体験をしなくても良いよう、くれぐれもお気を付けください。
ただ、今ではこれも笑い話で、友人にもネタとして話す内容になっていますので、読まれた方は是非お問い合わせからか僕のツイッターに、
「プラハさんアホだな~、ありえへんわ」
と気軽にリプライ頂けると嬉しいです(笑)。
人生初のベトナム旅行で遭遇した3大トラブル
その1 手配していたはずの送迎車が来ない
僕の仕事は、年末年始には他の連休より長い休みがあるので、数日でも海外で過ごそうと、ベトナム南部のホーチミンシティへの旅行を計画していました。
当時はExpedia信者でヘビーユーズしており、航空チケットとホテルをセットで購入し、空港⇔ホテル間の送迎も同時に手配しました。
- 航空券(ベトナム航空)+ホテル(3つ星ホテル)=約9.5万円
- 空港送迎=2.5千円
今回はホテルのランクを3つ星まで下げた事もあり、現地3泊の比較的短期という事もあり、通常の旅行より費用を抑える事ができていました。

さて、恐怖のトラブルの連続はここから始まります。
いざホーチミンシティの玄関口、タンソンニャット空港に到着して出口を出ると、ゲートで僕の名前を書いたボードを持って待っているはずのドライバーがいません。
人も多いので見落としたかなとスーツケースを転がしながら探しましたが、歩けど歩けど、それらしき人に遭遇する事はできませんでした。
やむなく一時間ほど待っていましたが、ドライバーにはやっぱり会えません。

そんな時、台湾人を送迎するために空港に来ていたと思われるドライバーに声を掛けられました。英語のようでしたがかなり早口で発音も悪かったので、よく聞き取れませんでしたが、僕は何度も自分は日本人で、手配しているドライバーを待っていると伝えました。
すると、自分がそのドライバーだと言って、僕を車まで連れていってくれたのです。
海外では確証がない限り、僕のように簡単について行ってはいけません!相手に悪意がある場合はお金を取られるか、命に関わる行為になります!
しかし、車で空港を出る直前まで、車内でドライバーが台湾の話をしてきたり、宿泊する予定のホテル名などがどうも噛み合いません。
それに僕は現在の台湾の様子を聞かれても、答えられる事など何ひとつありません。
さすがにドライバーも疑いを持ち始めたのか、最後に僕が本当に台湾人かと聞いてきました。
だから、自分は台湾人ではなく、さっきから日本人だと言っているじゃないかと伝えると、慌てて空港の出口に引き返し、何度も謝りながら姿を消していきました。
さて、ドライバーの人違いから解放されても、僕がピンチの状態にいる事は全く変わりません。

その後30分ほど待ってもドライバーは現れず、しぶしぶゲートの隣にあるタクシーブースでホテルまでの車を手配し、そこで支払いも済ませました。日本円で1,000円程度だったので、初めからこうしておけば良かったと思いました。
ホーチミンシティのタンソンニャット空港では最初にブースで料金を支払うので、ぼったくりで有名なベトナムでもタクシー料金をぼったくられる心配はありません。
その2 ホテルの予約ができていなかった
タクシーで移動すること約30分、無事に宿泊を予定しているホテルに到着しました。車内では既に先ほどまでのトラブルは忘れ、車窓を流れる異国の雰囲気を楽しんでいました。
チェックインしようとフロントに行き、パスポートと予約票を手渡すと、スタッフが何度もPCのディスプレイと渡した予約票に顔を近付けて確認しています。
フロント付近の椅子に腰掛けて悠長に待っていた僕も、さすがに不安になってきてスタッフに声を掛けました。そして、その後のスタッフの言葉に声も出なくなりました。
部屋が予約されていません・・・。
絶句しました・・・。
ぐうの音も出ないとはこの事です・・・。

半年近く前に旅行を手配していた状況を思い返しながら、改めてExpediaのホテル予約票とスマホの予約内容画面を何度も確認しましたが、
「予約が完了しました、この予約について改めてホテルに確認する必要はありません」
と、確かに書かれていました。
スタッフに何かの間違いだろう、既に料金も支払っていると伝えましたが、「予約番号は?」と聞かれ、提示しようと予約票を見直すと、予約番号がまさかの空欄になっていました。
回答に困っていると、かわいそうだと思ったのか気を利かせてくれたようで、結果的には予定通りの日数で宿泊させてもらえる事になりました。
でも、もしあの日、宿泊客がいっぱいだったり、宿泊させてくれなければどうしていただろうと考えると、今でも恐ろしくなります。
今でもあのスタッフのお姉さんには感謝しています。
時間は夕方でしたが、送迎とホテル予約のトラブルで心身ともに疲れ果て、周辺のレストランで食事をした後、その日はシャワーを浴びてすぐに就寝しました。
宿泊したホテル:A25 ホテル マック ティ ブオイ
※ホテル情報とマップ(参考)
- 外国人観光客の多い1区に立地
- 主要な観光スポットは徒歩圏
- 朝食無料(おいしいフォーが頂けます)
- 3つ星ホテル
- 古さは感じるものの、全般的に快適
その3 帰国時の空港に向かうタクシーが大渋滞にハマる
最後は極めつけの、人生初の飛行機乗り遅れの土俵際まで追い詰められた話です。
なぜこの日程を選択したのか、自分のことながら今でも大いに疑問なのですが、1月1日朝8時頃に日本着という事で、日付がちょうど1月1日に入って少し過ぎた時刻の飛行機で帰国の予定でした。

ベトナムと日本の飛行時間は約6時間です。
最終日の12月31日も昼間はタクシーでホーチミンシティの観光を楽しみ、夕方以降は渡航前に部屋でくつろいでおこうと、現地のドラマ等をのんびり鑑賞していました。
ホテルから空港までは通常30分程度、空港には22時頃に着いていれば十分なので、本当は21時過ぎにホテルを出るはずでしたが、なぜか今回は余裕をもって着いておこうと、20時を少し回ったあたりでチェックアウトしました。
いつものようにホテルを出てすぐの通りでタクシーを拾おうとしばらく待っていたのですが、今日に限って全くタクシーが通りません。通ったとしても既に他の乗客を乗せているので止められないのです。
ふと大通りに目をやると、それまでに見た事のない大渋滞が発生していました。大型バス、原付バイク、タクシー、自家用車、歩行者が入り乱れるような状態になっているではないですか!
まさか・・・
ベトナムは旧正月の国なのに、
ニューイヤーに向けたイベントもあるのか・・・?
どこに行くのであれ、事前の情報収集を怠ってはいけません!

悟った時には既にチェックアウトから30分が過ぎていました・・・。
このままではまずいと、ホテルのガードマンと見る方向を手分けして、確実にタクシーを捕まえる作戦にでました。
そして約10分後、ホテルの前にタクシーを呼び込む事に成功しました。
しかしその直後、韓国人観光客が4名やってきて、そのタクシーに無理やり乗り込もうとしました。
ガードマンが身体を張ってドアを塞いでいる間に、僕はトランクにスーツケースを押し込み、強引にタクシーに乗ってドライバーに発進してもらいました。
これで後は空港に着くのを待つだけ・・・。

そう思ったのも束の間、今度はタクシーが大渋滞にはまり、30分間少しも動けなくなってしまいました。前後左右を様々なものにピタリと寄せられているため、ドライバーもどうにもなりません。
本当に、飛行機に乗り遅れるかもしれない・・・。
この時期に別のチケットは取れるのか・・・?
既にそんな事を考えていました。
まだ渋滞は継続していますが、少しずつ車を動かせるようになってくると、僕の不安を感じてか、ドライバーはすれ違う同じ会社のタクシーに呼び掛けて、空港までの空いた道の情報を必死に探してくれようとしていました。
車内はエアコンがきいていて涼しいはずなのに、僕もドライバーも汗だくです。
最後に空いた道に出て、空港が目前に迫った時は、本当に涙が出るくらい嬉しく、車を降りてからはドライバーと抱き合って喜びました。
国籍や言語は違っても心が通じ合えると感じたのは、この時が初めてだったかもしれません。

その後無事に飛行機に乗り、予定通りの時刻に日本に到着できました。
今回のまとめ:失敗から学んだこと
送迎を手配できていても別の手段も調べておく
別の手段を知っていれば、冷静さを失うことなく対応することができました。
ホテルを手配したら予約番号を確認する
日本にいる間にホテルへ確認していれば、現地到着後に宿無しになるかもしれないという無駄な不安を感じずに済みました。
滞在する国の情報は事前に仕入れておく
今回は旅行慣れが生んだ油断だったかもしれません。ベトナムの大晦日とニューイヤーの祝い方について事前に情報を得ていれば、少なくともイベントの真っ最中に帰国するという無謀な計画を立てる事はありませんでした。
特に初めて滞在するような国の事情は入念に調べておく必要があります。
僕の恥ずかしい失敗から、何か一つでも得るものがあれば嬉しく思います。

この記事では僕の失敗ばかり書いたので、ベトナムへのイメージが悪くなってしまったかもしれませんが、これらのハプニング以外は、とても楽しく過ごせました。
※ホーチミンシティ滞在二日目に行ったメコン川ツアーの様子はこちらから。

今度訪問する時は失敗しないように、事前準備と情報収集は入念に行い、必ずリベンジするつもりです。
ベトナムでの楽しい体験についても、今後記事にしていきますね。
では次の記事でお会いしましょう。
Have a nice trip!