今このブログを読んでいる方の多くは、スマホから見ているのではないかと思います。
スマホはすっかり生活の必需品になり、更に言えば自分たちの身体の一部といっても良いのではないかというくらいの存在にもなりました。
あなたのスマホは海外旅行にも携帯し、日本にいる時と同じようにSNSや情報収集、家族や友人との連絡に使いたいですよね。

でもあなたのスマホ、
ただ持っていくだけでは海外では使えないんです!
厳密に言えば、データローミングをすればインターネットが利用できない事はないのですが、それでは楽しかった海外旅行の後に高額な費用請求がきてしまいますので、
全くおすすめはできません。
じゃあどうすれば日本にいる時と同じようにネット回線が使えるか、且つ高額でない費用で利用できるか、今日は一緒に考えてみませんか?
結論を先に言うと、渡航先が1か国か2か国程度であれば、
海外旅行にはWi-Fiをレンタルして持っていきましょう!
海外旅行初心者~中級者に向けた筆者の意見はこれだけです。
最近はLINEなどのスマホアプリの発展により、スマホで電話回線を利用した通話をする機会が少なくなっているので、ネット回線に特化した内容になります。

海外でネット回線が利用できない場合のデメリット
まずはじめに、海外でネット回線が利用できない場合のデメリットをお伝えします。
- SNS(facebook、Twitter、LINE、Instagram等)が使えない
- Youtubeが見られない
- 情報を得ようとしても、検索エンジン(Google、Yahoo!等)が使えない
- 道に迷ってもGoogle Map等のナビゲーションが使えない
- Eメール、Gメール等のやり取りができない
- 通信が必要なゲームができない
- ダウンロードしていない音楽は聴けない
ここに挙げただけでもこんなデメリットがあります。
日本にいる時にはまるで呼吸をするように、意識しなくてもできていた全ての事が、海外ではできなくなるのです。
ここに挙げたのはほんの一例ですから、あともう1時間でも考えればさらに出てきます。
できない事がこんなにあれば、あなたがたとえ高性能なスマホを持っていても、ただの時計やアラーム、メモ帳に成り下がってしまいます。

海外旅行先で道に迷った場合、自分がどこにいるか把握できるGoogle Mapや目的地に導いてくれるナビゲーションシステムは、本当に頼りになる存在です。
でも通信ができなければ、それらを利用する事はできなくなります。
そう、それは場合によっては命に関わる問題になるかもしれません。
海外でネット回線を利用する手段

海外でスマホを日本にいる時と同様に使用できるようにするには、主に以下の方法があります。
- SIMカードを現地に合わせたものに差し替える
- Wi-Fiを日本でレンタルして持参する
- 空港、ホテル、飲食店等のフリーWi-Fiを利用する
では、それぞれ一つずつメリットとデメリット等を考えていきましょう。
①SIMカードについて
日本にいる間にAmazon等のネットショッピングや一部の家電量販店等で、事前に購入しておく事ができます。
また、現地到着後に空港や町中でも購入する事ができます。
SIMカードを差し替えて利用する事のメリット
- 日本にいる時と同様、スマホだけでネットを介した通信が可能
- 料金がWi-Fiに比べて非常に安い
- 現地で使用できる電話番号が付与され、無料通話がついてくるプランもある
SIMカードを差し替えて利用する事のデメリット
- SIMフリーのスマホが必要
- SIM取り出しピンの準備(購入)が必要
- SIMもピンも小さいので、旅行中に紛失する恐れがある
- SIM交換後に設定が必要(海外の空港では係員がやってくれる場合もあり)
- SIMには数種類あり、自分のスマホはどれに相当するか分からない可能性がある
- 自分のスマホでしか利用できない
- メリットを最大限受けるためには、滞在期間とデータ使用量に合わせたものを購入する必要がある
- データ量が不足すると、現地のコンビニやその他の店で購入したうえ、改めて設定しなければならない
SIMカードを差し替えて利用する事は素晴らしい事で、費用の面からも最安です。
頻繁に渡航するような慣れた方であれば、恐らく問題なく対応できてメリットも享受できる事でしょう。
しかし、海外旅行に不慣れな方が不安を抱えながら完全にできるか、筆者には自信を持ってYesと答える事ができません。
自分が不慣れだった時を思い返すと、右も左も分からないままとにかく必死で歩き、現地での滞在を楽しむ余裕がなかったケースもあったのは事実だからです。
そんな時にSIMカードの設定やデータ量の残りを気にしていると、せっかくの海外旅行を楽しめなくなってしまうのではないかと考えます。
中国ではネット規制が敷かれているため、中国渡航時のSIMカードは日本で購入してください。
中国国内で購入したSIMカードでは、日本人が通常利用しているSNSやGoogle、Yahoo!等は閲覧できません。
②Wi-Fiのレンタルについて
必ず事前に予約しておき、渡航時に空港内のショップで受け取るか、前日に自宅等に宅配してもらいます。
渡航当日に予約なしでショップに飛び込みするのは避けましょう。
なぜなら、受取までに時間がかかることと、渡航先用の機材の在庫がない場合があるからです。
では、こちらもメリットとデメリットを書いてみます。
Wi-Fiを利用する事のメリット
- 設定はパスワード入力のみ
- 同行者とも共有できる
- 複数国で利用できるプランもある
Wi-Fiを利用する事のデメリット
- 移動時は常に持ち運びが必要
- Wi-Fi本体の充電が必要
- 紛失や故障時は弁償が必要
- 受取と返却が必要
- 指定の期日までに返却できない場合は延滞料金がかかる
極端に言えばメリットだけで、SIMカードのデメリットを逆に完全に打ち消す事ができます。
デメリットは一見多いように見えますが、個別の通信機器をレンタルするという事から考えれば、避ける事はできません。
ただ、弁償については海外旅行保険やクレジットカードに付帯している保険でカバーできますし、実際にその状況に遭遇する可能性はかなり低いと考えられます。
筆者自身、海外への渡航を繰り返していますが、弁償が必要になったケースは一度もありません。
※台風で飛行機が飛べず返却が一日遅れたため、延滞料金が発生したケースはあります。
自分が申し込んだ対象の国以外では、絶対に電源を入れないでください。
3,000円/1MBほどの高額な請求がきてしまいます。
③空港、ホテル、飲食店のフリーWi-Fiについて

日本でもようやく飲食店等でフリーWi-Fiを利用できるようになってきましたが、海外ではそれ以前から当たり前のようにフリーWi-Fiを利用できます。
そのため、飲食店を利用している間のネット通信には困らないでしょう。
空港でもスポットごとに利用できたり空港全体で利用できる事もあります。
また、ホテルではチェックイン時に自分のパスワードが渡され、フリーWi-Fiを利用できるケースがほとんどです。
これらのWi-Fiをサブ的に利用するなら問題ないでしょう。
飲食店のフリーWi-Fiは総接続数に限りがある事と、速度が遅く使い物にならないことがあります。
また、空港やホテルのフリーWi-Fiも同様に、満足のいく速度が得られない場合があります。
なお、フリーWi-Fiはセキュリティに不安はあるので、利用中はパスワード入力が必要なサイトへのアクセスは控えた方が無難です。
以上のことから、先述した3つの方法のうち、
- SIMカードを現地に合わせたものに差し替える
- Wi-Fiを日本でレンタルして持参する
- 空港、ホテル、飲食店等のフリーWi-Fiを利用する
「②Wi-Fiを日本でレンタルして持参する」方法をおすすめしたい
と思います。
Wi-Fiがレンタルできるのはどこ?
Wi-Fiをレンタルできる会社は複数ありますが、基本的にはどこの空港でも受取と返却ができる、安心のこちらの二社をおすすめします。
『イモトのWiFi』で親しまれているエクスコムグローバル株式会社と、業界大手の株式会社ビジョンが提供する『グローバルWiFi』です。
それぞれ機材の通信性能自体に大きな差はありません。
強いて言うならば『グローバルWiFi』の方が、機材が重厚感があるということくらいです。
どちらもWi-Fi本体と変換プラグ、充電用のコンセントが同封されています。
どちらのWi-Fiも申し込みの前に見積もりが取れるので安心です。
出発日(受取日)と帰国日(返却日)をカレンダーで選択し、次に訪問する国を選びます。
オプション(ポケトークなど)も同時にレンタルしたい場合は続いて選択し、補償内容も選びます。
補償が一切不要であれば、『補償なし』を選択すればOKです。
ポケトークについてはこちらの記事で解説していますので、興味がある方はご覧ください。

- 遅くとも3日前までには予約してください。
- 中国渡航時には、必ず特別回線のプランを選択してください(HPに必ず注意書きがあります)。万が一普通のWi-Fiをレンタルしてしまった場合は、日本で日常的に利用しているアプリ等は、Wi-Fiがあっても中国国内のネット規制により、全く利用できません。
海外旅行先でスマホを利用するならWi-Fiレンタルがおすすめ
今回は海外旅行先でのネット環境確保について解説してみました。
慣れないうちは特に安心できる材料が一つでも多い方がいいため、Wi-Fiをレンタルして持参するという方法をおすすめさせて頂きました。
海外旅行に慣れてきたら、SIMカード利用にも挑戦して海外旅行の費用を減らしていくといいかもしれません。
ではまた次回の記事でお会いしましょう。
Have a nice trip!!